犬や猫の心臓病について その2

心臓病は進んでいく病気

心臓病は初期段階から治療を行えば、進行を遅らせたり、症状を軽減したりすることができる場合があります。早期発見が重要になります。犬と猫の心臓病は咳などの症状が見られてから発見されることが多いです。しかしその際にはすでに心臓病が進んでいます。このようなケースはもちろんのこと、一見すると何も変わったことがない場合も獣医師から心臓病の疑いを言われたら、すでに血液を運ぶ心臓の機能に衰えがあるということになります。心臓病初期では病気の進行スピードを遅くすること、病気が進行した場合は症状を軽くしてあげることを治療の大きな目的とします。また、妊娠、過度の運動、暑さ、呼吸器の感染、出血、
貧血などの心臓病の悪化を引き起こしやすい状態や環境を避けることに尽力しましょう。

心臓病の食事(フード)管理

・食事療法食についてのポイント
心臓病に使われる食事療法食は以下のような点に配慮し、つくられています。

1 心臓病の進行の度合いにより、段階的にナトリウム(塩分)を制限する。

2 心臓の機能をサポートする栄養成分(タウリンなど)を配合する。

3 心臓病と合わせて起こることがある慢性腎臓病も考慮して、リンの量を制限する。

4 心臓病の進行により、増える活性酸素に配慮する。

早い発見、早い治療を

心臓病の多くは、心臓の状態は悪くなってからやっと療法食に切り替えるのがほとんどでした。しかし、その時には病気による疲労や呼吸困難により、食欲が大きく落ちている場合が多いです。ですので、心臓病の食事療法は初期段階から開始することが重要です。心臓病の早期発見をするには、7歳を超えた時点で定期的(理想は3月に一度)に健康診断に通うことが有効的です。犬の7歳は人でいう50歳前後にあたります。健康に見える場合でも健康診断などの対応を怠らないことが大切です。

手作りの食事やおやつに注意

犬や猫はそもそも人間と必要とする栄養素が異なります。手作りで食事やおやつを食べさせる際には塩分や脂肪分などに注意しましょう。また、ナトリウムは心臓病の犬には悪影響を及ぼすので注意が必要です。病気の段階が増すにつれてナトリウムの制限はより強くなります。ですので、心臓病を抱える犬にとっては人間用の食品は塩分が多すぎます。食事療法中は人間の食べ物を与えないようにしてください。

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