糖尿病 その2
糖尿病の治療方法
前回は犬猫の糖尿病の症状や原因について書きましたが、どのように治療をしていくのか説明していきます。糖尿病の治療のポイントは「血糖値のコントロール」です。
治療方法はI型かⅡ型で異なってきますが、血糖値は薬だけでは治りにくく、日常の食事から大きな影響を受けます。どちらにせよ食事管理が重要です。犬に多いⅠ型に似た糖尿病の場合、基本的な治療方法はインスリンの投与ですが、適切な食事療法も糖尿病治療の大きな助けとなります。食事療法で食後の血糖値を安定させることができれば、インスリンの投与も量を減らす事が可能となる場合があります。つまり食事管理が大事となってきます。ネコの糖尿病は多くがインスリンに依存しないタイプですので体重管理と食事療法で状態をコントロールする事が出来ます。肥満によってインスリンの感受性が低下している場合には、体重を落とす事で感受性が高まり、インスリンの必要量が少なくなる事もあります。
各タイプの治療法
インスリンに依存する(Ⅰ型に近い)タイプの糖尿病の治療方法
・インスリン投与
・食事療法
インスリンに依存しない(Ⅱ型に近い)タイプの糖尿病の治療方法
・食事療法
・血糖値を下げる薬の投与
・場合によってはインスリンの投与
糖尿病の食事管理は重要
犬や猫の糖尿病の食事管理について、気をつけるポイントはたくさんあります。食事療法の目的は、食事による血糖値の変動を可能な限り抑える事です。インスリン療法と組み合わせる場合に血糖値のコントロールをしやすくすることです。人間でもそうですが、食後には血糖値が上がり、これは主に食事中の炭水化物によるものです。糖尿病用の療法食では、食後、血糖値がスパイクのように乱高下しないような工夫がなされています。消化のスピードが異なる炭水化物を組み合わせたり、食物繊維を増やして吸収速度をおだやかにする方法があります。
糖尿病療法食のポイント
犬や猫の糖尿病に用いられる食事療法食は下記のような点が配慮されています。
・食後の血糖値の上昇を緩やか
・糖尿病では肥満や高脂血症に考慮して脂肪・脂質を控えめ









