犬と猫の下痢について その2

下痢の際の食事管理

下痢の場合には消化管に対する負担や刺激を抑えた食事を与えることが重要です。フードの影響によって起きる下痢は多いので、食事の管理が特に重要になります。下痢の際には消化管に対する負担や刺激を抑えることが重要です。下痢の原因は色々と考えられるので原因に応じて適切な食事療法食を選択する必要があります。また、下痢をしている際には一度食事を抜き腸に休養を与えたり、少しの期間、食事の量を減らしたりすることで消化管の負担を減らすようにすることが大切です。一過性の下痢であればこのような対応でおさまる場合が多いです。

療法食のポイント

下痢の際に使われる療法食には以下のような点に配慮してつくられています。

① 消化の良さを重視
② 脂肪の量の調整
消化管の負担に配慮して食事量を減らした場合などは脂肪が多くカロリーが高めの食事が適しています。反対に、脂肪の消化がよくない場合は脂肪の少ない食事が適しています。原因により使い分けて対応していくことが重要です。
③ 腸内環境に対して配慮

猫の便秘

便秘とは、消化管による異常運動や、脱水などによって便(うんち)が固くなってしまい、排便が困難になった状態のことをいいます。
猫の便秘には、色々な原因が考えられます。以下はそれら原因について解説していきます

・脱水
寒い気候などにより、水を飲まなくなったり、腎臓病などの疾患により尿の量が多くなることなどが原因で起こります。

・腫瘍
腸や肛門周囲にある腫瘍が排便を阻害したり、痛みにより排便ができなくなります。

・神経系の疾患
脊椎神経の損傷を負うと、腸の動きが悪くなり、排便姿勢を保持することができなくなります。

・骨盤骨折
交通事故などの事情により骨盤を骨折して、骨盤腔が狭くなり治癒すると、腸を圧迫することで便が出にくくなります。

・巨大結腸症
色々な原因により腸に便が溜まる状態が続くことで、腸が太くなります。その状態が続いて悪化することで、自力での排便が困難になり、最悪手術で腸を切り取る場合もあります。

※注意
高齢の猫の便秘では、腎臓病の初期症状のケースが考えられるので、獣医師に相談することをおすすめします。

便秘の治療

原因にも左右されますが、食事を変えることにより便の状態が良くなるケースがあります。可溶性の食物繊維が多く含まれる食事は、便の水分量を高めて排泄のサポートを促します。そして、脱水が原因による便秘では、点滴による補液で良くなることがあります。

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